成清 美朝 Misa Narikiyo Art works and e.t.c
Text Size :  A A A
  News    Top    works    Views    Media    Concepts    Buy the works  
  Profile    mail  
Img_f74ebf86ce8c3dabaa217543d885cbbc
成清美朝は、幼い頃、地面を這う蟻の姿に見せられたひとりだ。蟻がモチーフと言うよりも蟻の隊列や、集散の軌跡を線にみたて、版画やタブローなどの平面作品やサイトペシフィックな作品を展開してきた。最近は、ラファエロの《聖家族》やボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》などの名画を、蟻の軌跡による描線で描く大作も発表している。今回、成清は水戸芸術館に隣接した「蟻」の商標を持つミニチュア・カフェで、ガラス窓全体を使うサイトペシフィックな作品に挑んだ。ガラス上にひとつひとつ蟻形の判を押しながら、蟻の軌跡を地図の線に合わせるという根気を必要とする作業を繰り返し、水戸中心市街地の地図を表現したのである。蟻の隊列によって埋め尽くされた窓は、地図というよりも、窓ガラス越しに見える木々の緑をバックに忙しく働く白い蟻のにぎやかな姿を浮き立たせた。(水戸芸術館現代美術センター芸術監督 逢坂恵理子)
「カフェ・イン・水戸2004」記録集より抜粋